UNIX哲学記

ようこそいらっしゃいました。これはMatsuの考えをダンプする手記です。

2021年最後の日

2021年最後の日

2021/12/31

このブログを始めて凡そ1年になる。2021年も終わろうとしているので、今年の振り返りを書くことにする。

2021年の振り返り

2021年の目標の達成度

 本blogの最初のポストで、2021年は勉強とアウトプットの両立を目指すという目標を立てた。一年を振り返ってみると、アウトプットができる能力は身についたと思う。今年の前半にUNIX哲学への扉を書いたし、会社のブログにこれこれを書き、さらにはJANOG48への登壇を通じて、ネットワークシェル芸の話を世界に対してアウトプットすることができた。今年の後半は、息切れを起こしたことにより、アウトプットは全くできなかった。ここの詳細は後述する。

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JANOG48登壇

 一方で、勉強はそんなに捗らなかった。本は(小説などを含めても/漫画・雑誌は除く)32冊ほどしか読むことができなかったし、資格試験も受験しなかった。勉強会への参加も、シェル芸勉強会に2回ほど出たくらいだろうか?

2021年にあったイベント

 まず今年の第一のビックイベントは、子供ができたことがわかったことだろう。

 COVID-19で在宅勤務が多くなったし、子供ができればマンションは手狭になることは明らかだったので、横浜で築30年の中古戸建てを購入したことが第二のイベントだった。生まれた時から借間/借家住まいの僕にとって、自分で好き勝手にいじることができる建物を手に入れることができたというのは、何かと楽しいことだ。

 第三のイベントはJANOG48での初登壇である。何かと不文律が多いネットワーク業界において、その不文律が明文化され、アーカイブを誰でも閲覧することができるコミュニティは素敵である。また、ガバナンス/開発/構築/運用/ビジネスと、様々な分野の方の登壇があることも、グルーコミュニティとしてのJANOGの魅力である。

www.janog.gr.jp

 コミュニティに参加するだけではなく、貢献するためにも、次回のJANOG49には、プログラム委員として参加することにした。

www.janog.gr.jp

 第四のイベントは、仕事でのロールの変化である。勤めている会社では、スクラム開発手法を用いてネットワークインフラの開発・運用を実施しているのだが、そのスクラムマスターがリタイアしてしまった。そこで、ネットワークエンジニアからインフラ開発のスクラムマスターに鞍替えをして、プロジェクトの火消しをすることなったのだ。

 そして、第五のイベントは子供が生まれたことだ。今日で生後ちょうど4ヶ月目である。新生児仮死で生まれたこともあり、子供がNICUに入院している最中は気が気ではなかったが、今となってはすくすくと元気に育っている。生命と言うのはすごいものである。

 10月には、望まなくも第六のイベントが発生した。適応障害からうつ状態になったのである。適応障害になった背景はいくつかあった。

  1. スクラムマスターという慣れない仕事で、炎上しているプロジェクトをどうすれば良いのかわからない。
  2. JANOG49へのプログラム委員での参加するために、発表も合わせて実施するというオーダーが上司からあったが、ネタが決まらない。
  3. 核家族での新生児の子育て、近くに頼れる人がいない。

 仕事の上司も妻も、俗にいうサイコパス的な性格の持ち主である。僕は生来ポンコツな人間であるので、仕事と育児を両立し、各々のクオリティを維持することは難しい。朝から夕方(時には深夜)は上司にワーギャーと言われ、上司から解放されている時は(在宅であることも相まって)妻に責められる。JANOG49のネタは決まらないし、妻/僕どちらの母も、子供見たさでこちらの都合も考えず、突撃訪問をしてくる始末であった。

 子供もいればCOVID-19のデルタ株が流行っているタイミングでもあり、家でも外でも気晴らしをすることもできない。ついに限界が来てしまい、半月〜1ヶ月ほど会社を休むこととなってしまった。今現在は、なんとか仕事には復帰をしたが、自分のキャパシティ以上に頑張ることの危うさを身をもって体感した。今年の後半にアウトプットが捗らなかった理由はここにある。

振り返りの総括

 前述したように、個人的にはイベントの多い2021年であった。

 勉強とアウトプットの両立という目標を立てて、実行することはできたが、イベントと重なってしまい息切れを起こし、結果として達成することはできなかった。

 本ブログの記事も下書き状態のポストが溜まっているのだが、完璧主義が災いして文章を完成させることが未だできていない。

 もう少しイベントを考えた目標を立てることと、完璧主義をなんとかしてカジュアルにアウトプットを図れるようにした方が良かったかな、というのが振り返りの総括である。

 (ここまで記述に1時間15分)

2022年の目標と抱負

 ここはまぁ、年始の休みに少し考えることとする。